ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で

セクシーアイコンとなった作家はなぜ自殺したのか

2009年に36歳の若さで他界したカナダのベストセラー作家、ネリー・アルカンを主人公に描いたドラマ。高級エスコートガールだった自らの過去をモデルに描いた自伝的小説「ピュタン 偽りのセックスにまみれながら真の愛を求め続けた彼女の告白」で突如として文壇に現れ、世間にセンセーションを巻き起こす。しかし、2009年に自身のアパートで首つり自殺をしているところを発見され、短い生涯を閉じたアルカン。そんな彼女が愛を求め、自身が生み出したさまざまな分身に悩まされながらも、激情とともに生きた日々を、官能的かつ過激なアルカンの作風を取り入れながら独特のエッセンスをおりまぜながら描く。

原題:Nelly / 製作:カナダ(2016年) / 日本公開日:2017年10月21日 / 上映時間:99分 / 製作会社: / 配給:パルコ

★【スタッフ】
監督:アンヌ・エモン
脚本:アンヌ・エモン
撮影:ジョゼ・デエー

★【キャスト】
マイリーン・マッケイ、ミカエル・グアン、ミリア・コルベイ=ゴーブロー、フランシス・ルプレイ、シルビー・ドゥラポ、エマニュエル・シュワルツ、マーク・ベランド、カトリーヌ・ブリュネ、マリー=クロード・ベラン

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「ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で」予告編

(C)FILM NELLY Inc. 2016


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★【評価】

IMDbRotten TomatoesMetacritic
5.9/10??%??
映画.comYahoo! 映画Filmarks
3.2/5.03.55/5.003.3/5.0
coco映画ぴあ映画生活  KINENOTE  
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C(ニッチな佳作)

★【感想・批評】

映画フリー (2017年11月6日) 
仏文学界に彗星の如く現れてたった36年で消えていった作家の女性。マリリン・モンローを思わせる美貌から多くの人を魅了し、アイコンとしても注目を浴びた人生を、映画という手法で描き出す一作です。監督自身もこのネリーという魅惑的人物に惹かれていたということで、想いもひとしおでしょう。儚く美しい生涯を描いたというだけではない独自の人生哲学さえ見え隠れする生き様は、文学という媒体とは違ったメッセージを伝えてきます。
OPENLOAD (2017年11月9日) 
日本ではそこまで熱狂的な支持や注目もないネリー・アルカンという人物を描く伝記映画なので、熱量が違うということもあり、冷めた目線で見ている人が多いでしょう。そのぶん、日本での評価は不利だし、扱いも弱いですが、これをきっかけにこういう作家もいたのだと知るのも良い気がします。自身の体験の話と、創作した人物の虚構とが混在していくさまは、まさに彼女の精神が揺れ動く状態であり、私たちと同じ世界にはいなかったのだと思わせます。
SPACEMOV (2017年11月10日) 
彼女の「ただ何も考えずに戯れていたい」という純真な精神はなんとなく理解できる。実生活と作品世界の乖離につねに悩んでいる著名人だけでなく、私たち一般人もときにそういう状態になる。本作は単なる官能映画のようなジャンル作にはせずに、しっかり文学的映画として人物を描き出そうという心意気があり、その点は評価したい。それでも主演女優から漂う言葉やしぐさからのセクシーさはじゅうぶん濃かったし、悲しげでもあったなとも思う。