花のあと(2010)

自由恋愛が許されない江戸時代

藤沢周平による短編時代小説を映画化。自由恋愛が許されない江戸時代、東北の小藩で育った以登は、腕の立つ下級剣士・孫四郎に恋をしてしまう。しかし、以登には家が定めた許嫁がおり、孫四郎への想いを断ち切ろうとするが…。

原題:花のあと / 製作:日本(2010年) / 日本公開日:2010年3月13日 / 上映時間:107分 / 製作会社: / 配給:東映

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花のあと

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★【スタッフ】
監督:中西健二
脚本:長谷川康夫、飯田健三郎
撮影:喜久村徳章
音楽:武部聡志

★【キャスト(キャラクター)】
北川景子(以登)、甲本雅裕(片桐才助)、宮尾俊太郎(江口孫四郎)、相築あきこ、谷川清美、佐藤めぐみ、市川亀治郎、藤村志保、伊藤歩、柄本明、國村隼

★【感想・批評】

●映画の無料動画で夢心地 
北川景子を全面に出した映画であることは言うまでもない。事実、そのとおりの映画だった。北川景子の殺陣(たて)が凛々しい、美しい。時代劇で観たい、強さ、美しさ、優しさ、切なさ、恋、全てが詰まった作品です。今まで色々な時代劇の作品を観てきましたが、映画ではこの作品が一番素晴らしかった。それをすべて体現してみせる役者たちの名演は見事に観客を取り込んでいく。あと、ラストの一青さんの歌が最高にいい。ここだけでも100点。
●映画FUN
時代劇モノだけど、馴染みがない人でもゆるく観られるので、安心してください。武部聡志はこの歌を活かすために、劇中の音楽を随分控えめにしたのではないかと思うが、実際のところはどうなのかは不明だが、とても良い余韻を与えてくれる。あとはシチュエーションとしての作りこみがいいし、それ自体の功績もあって素直に作品の質を向上しているような気がする。かなり一極集中で褒めてしまったけど、そういう魅力のある作品なのは疑いようがない。
●BILIBILI 
やはり言及せざるを得ないのは北川景子。まさに現代女性の顔をした女の子のかつら姿は初め違和感ありありでしたが、あの女剣士の姿を姿を見たら、そんな違和感吹っ飛ぶくらい美しかったです。殺陣もなかなか様になっているし、時代劇ならではのしゃべらない間を使った佇まいもいい。北川景子映画の中ではこの映画ほど彼女の魅力や素養を出したのはひとつもないと思いました。後にも先にも表れないでしょう。最高クラスの可憐さが輝いています。
●DAILYMOTION
雪や桜や川辺の美しい映像からも、いろんな思いを胸に秘めながら生きなければいけない時代・地方を感じられ、登場人物の心情が自然に受け止められました。日本らしさも詰まった実に日本美を映し出した作品だったと思います。それは日本の昔ながらの繊細な様式美だったのでしょうが、今もそれは変わらないですね。ドラマチックになりうる展開ながらも、派手さは全くなく、キャスティングから演出まで全てに抑制がコントロールされているのは見事です。