グエムル 漢江の怪物

韓国で大ヒットしたモンスターパニック映画

韓国で歴代動員記録を塗り替えるほどの爆発的なヒットを記録したパニック・エンタテインメント大作。ソウルの中心を貫く漢江(ハンガン)の河川敷で、小さな売店を営みながら暮らすパク一家。普段と変わらない日を送っていたパク一家の面々だったが、ある日突然、漢江から飛び出してきた謎の巨大な怪物に娘ヒョンソを奪われてしまう……。

原題:The Host / 製作:韓国(2006年) / 日本公開日:2006年9月2日 / 上映時間:120分 / 製作会社: / 配給:角川ヘラルド映画

★【スタッフ】
監督:ポン・ジュノ(関連作品:『殺人の追憶』)
脚本:ハ・ジョンウォン、パク・チョルヒョン
撮影:キム・ヒョング
音楽:イ・ビョンウ

★【キャスト】
ソン・ガンホ、ペ・ドゥナ、ピョン・ヒボン、パク・ヘイル、コ・アソン

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グエムル-漢江の怪物-

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★【感想・批評】

名無しさん(2016年2月10日) 
モンスターの造詣が素晴らしい。2足歩行でヨタヨタと歩くと思ったら、猛スピードで追いかけてくるあの意外性にドキッとさせられるし、まさに奇形という感じの異形の姿が心理的嫌悪感を引き起こす。怪物の登場シーンも演出が上手く、水の中に蠢く謎の生物らしくものを河川敷の人が見つめていると、横から悲鳴。そしてふと横を見るとドドドドと猛烈な勢いで未知の異形が迫ってくる。この恐怖。そこからのパニックがリアルだ。逃げ惑う人々をモブ扱いの背景にせず、全員に食われるものという役割を与えている嫌らしい展開に、称賛せずにはいられない。
シアターさん(2016年4月23日) 
韓国といえば社会風刺。当然、この映画もそれが中心になっています。2000年に在韓米軍が大量のホルムアルデヒドを漢江に流出させた事件がモチーフとなり、安易な判断による化学汚染が国民を犠牲にしてしまう悲しい展開。そして、解決策として登場する「エージェント・イエロー」という化学兵器も、アメリカ軍がベトナムで使用した枯葉剤「エージェント・オレンジ」に掛けたもの。ここまではっきり反米的なアメリカ批判をした作品も凄い。仮にも韓国はアメリカと同盟国。それでも映画という批評的視点は媚びたりしない。日本も見習いたいところです。