太陽を掴め

音楽と友情と青春

多摩美術大学の卒業制作として手がけた「雲の屑」が東京学生映画祭でグランプリと観客賞をダブル受賞した新鋭・中村祐太郎監督が、音楽を題材に描いた青春群像劇。元子役で現在はミュージシャンとして人気を集めつつあるヤット、彼の写真を撮るフォトグラファーのタクマ、タクマの元恋人ユミカ。高校時代からの同級生である3人は、それぞれ複雑な思いを抱えながら日々を過ごしていたが…。

原題:太陽を掴め / 製作:日本(2016年) / 日本公開日:2016年12月24日 / 上映時間:89分 / 製作会社: / 配給:

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『太陽を掴め』予告編

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★【スタッフ】
監督:中村祐太郎
脚本:中村祐太郎、木村暉
撮影:鈴木一博
音楽:池永正二

★【キャスト】
吉村界人、浅香航大、岸井ゆきの、三浦萌、森優作、内田淳子

★【感想・批評】

●映画フリー 
中身はそこまで期待してなかったが、意外に面白く観れた! ちょっぴり大人になった男女の間違った青春ストーリー。自分の行動と気持ちには責任を持って過ごさなきゃね!と考えさせられる。主人公役が良かった。現代ではちょっと見かけない不器用な昭和のロックスターみたいなキャラなのだが、彼の生活感や回りとの距離感が丁寧に描かれているので、不思議と違和感を感じる事はなく、彼の言動や葛藤がストレートに響く映画だった。
●映画の無料動画で夢心地 
まず音楽映画ではない。脚本家の人も言っていたが音楽のことは掘り下げていないので音楽映画だと期待して観た人はガッカリすると思う。吉村界人の演技は一見当たり散らしているようで本質はとても繊細な点がヤットと似ている気がする。監督が吉村界人ありきで作ったというだけあって彼の放つ主役感に圧倒された。ヒロインが真性ビッチというのも新鮮だし腹が立つくらい納得。サイコーなことだけを続けてれば映画って出来るんだ!という発見の連続。
●DAILYMOTION  
もちろん普通の商業映画に比べたら、カメラのブレ、ピントの甘さ、台詞の噛みなんて尋常じゃないくらい多いんだけど、そういうのが無いとここはダメだ!っていうシーンが必ずある! そう、ここは何がなんでもブレなきゃ駄目なんだ! それくらいの思い切りがあってもいいし、こういう独立系の作品なら攻めてもいい。太陽を掴むなんて無理だけどそれを馬鹿正直にやってしまうのがこの映画そのもの。笑われてもいいのでたっぷり濃いものを注ごう。
●FANDANGONOW
青春の象徴ともいえる、ドラッグ、セックス、非行の数々。金に翻弄され、自分の気持ちや未来に光が見えなくなっている愚直なダメさいっぱいな若者の姿を正直に描く。吉村界人の目が好きだし、岸井ゆきのの雰囲気が好きだし、浅香航大の男らしさが好きという、ぶちまけた俳優の熱演に惹かれた。バンドマンやらカメラマンやらが、マリファナ吸ったり、喧嘩したり、三角関係なったり、そういうグタグタさも含めて愛してあげようか。