キャットフィッシュ/Catfish

キャットフィッシュ/Catfish

ネット世界の友人の正体をしっていますか?

インターネットの発達のなかで匿名性の真実を問う衝撃のドキュメンタリー。ニューヨークに暮らす住む映画監督と友人のもとにある日、友人が雑誌用に撮影したバレエの写真を描いた絵が届く。差出人は「Abby」という8歳の女の子で、彼の写真に感銘を受けて送ったのだと書かれていた。彼らはフェイスブックを通じて彼女と親しくなっていくが、彼女には秘密があった。

原題:Catfish / 製作:アメリカ(2010年) / 日本未公開(アメリカ公開日:2010年9月17日) / 上映時間:87分 / 製作会社:Relativity Media / 配給:

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Catfish Movie Trailer Official (HD)

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★【スタッフ】
監督:アリエル・シュルマン、 ヘンリー・ジュースト

★【キャスト】

★【感想・批評】
町山智浩が映画『Catfish』を語る 
 ↑アメリカ在住の映画評論家町山智浩の映画評論。

●映画フリー
誰もが抱えている「こうなりたかったのになれなかった自分」という理想を虚像でも叶えてくれるFacebookに、愛はあるが苦しい人生の少しの逃げ道を託した彼女の本気の恋と、それを嗤わない彼らの誠実さに心打たれた。本当にドキュメンタリーなのか、モキュメンタリーなのかは分からないけれど、ひとまず美しい物語だった事は確か。ネタバレをせずに感想を言うのは難しい。さっぱり知識もなく気楽に見て衝撃を受けるのがちょうどいいかもしれない。さあ、クリックだ。疑わずに。
●映画FUN 
ネット上の恋愛なんて引っ掛ける方も引っ掛かる方も悪いでしょ、と思っていたけど、なんだか観ているうちにいたたまれなくなっていく。なぜ自分を偽りたくなってしまったかって、ただ現実を見つめて生きていくには息が詰まってしまう、違う自分を作り出して空想せずにはいられない、そんな状況に置かれてるからに他ならない訳で…。今や誰でもやっていることではないかと思う。この作品公開時は考えられないが、むしろキャラを作って交流するのがネットでは常識になってしまった。
●DAILYMOTION
「Facebook上だけでも夢見ていたい」という心境をバカにできなくなっていった。自作自演する方の気持ちもよく分かります。でも、それを見せられるのはキツイ。Facebookの怖さから始まりまさかあんな展開とは。ヤラセなしとは思えないけどうまく出来てるドキュメンタリーでした。たぶんこれをフェイクではと疑ってしまうのも、まさにこの作品の魔の手に影響されてしまっているからだろう。キャットフィッシュを釣ることはできない。そこにあるのは見えない沼しかない。
●FANDANGONOW
すっかりこのネットでは人を信じないのがデフォルトになっている節がある。それもそれで恐ろしいが、この作品はまだその問題性が新しかった時代のドキュメンタリーだ。といってもそこまで古いわけではないのだが。つまり急速にこの課題が浮き上がり、拡大してしまったということなのだろう。それが何よりも怖い。題材はフェイスブックだが、これは全てのウェブツールでコミュニケーションの現場で起きてしまうことだ。それでも避けるのも難しい。だからナマズを引き当てないように願おう。