さよなら、人類

このシュールさにあなたは付いてこれるか

スウェーデンの奇才ロイ・アンダーソン監督が「散歩する惑星」「愛おしき隣人」に続く「リビング・トリロジー」3部作の最終章として4年の歳月をかけて完成させた不条理コメディ。面白グッズを売り歩く冴えないセールスマンのサムとヨナタンは、行く先々で様々な人生を目撃する。ワインを開けようとした男が心臓発作を起こして絶命するが、妻はそれに気がつかない。また、臨終寸前の老女は宝石が詰まったバッグを天国に持って行こうとして手放さない。一方、18世紀のスウェーデン国王率いる騎馬隊が、現代のバーに現われる。ブラックでシュールなエピソードの数々が、細部まで緻密に計算され尽くした絵画のような39シーンで語られる。

原題:En duva satt pa en gren och funderade pa tillvaron / 製作:スウェーデン・ノルウェー・フランス・ドイツ(2014年) / 日本公開日:2015年8月8日 / 上映時間:100分 / 製作会社: / 配給: 

★【スタッフ】
監督:ロイ・アンダーソン
脚本:ロイ・アンダーソン
撮影:イストバン・ボルバス

★【キャスト】
ホルガー・アンダーソン、ニルス・ウェストブロム

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映画『さよなら、人類』予告編

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★【評価】
Rotten Tomatoes 88%

第71回ベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞。

★【感想・批評】

映画の無料動画で夢心地(2016年1月8日) 
シュールの極み、ここにあり!「散歩する惑星」、「愛おしき隣人」に続く3部作の最終章といっていいのかな。それぞれの話が、計算されたひとつの画面の中で繰り広げられるシュールなショートショート。変なグッズを売る怪しげな2人の男を軸としているが、全体的なストーリーの繋がりよりもそれぞれ1枚の絵に込められたブラックでシニカルな世界を楽しむ趣きと表現すべきでしょう。不器用な人間達、愚かな人類にも明日は来る。そんな世界です。
OPENLOAD (2016年2月3日) 
映画自体は40弱のシーンで構成されていて、どのシーンも新鮮な構図で次はどんなシーンかワクワクさせられました。さえない2人組の男が主人公だが、彼らを取り巻く状況に現代社会への皮肉が感じとれます。淡々とした中で突然、実験台にされて電気ビリビリ流されてる猿とかラッパの付いた筒状の機会の中に奴隷をいれて火炙りにしちゃったり、残酷シーンが出てくるからぎょっとする。これで金獅子賞なんだから、批評家もシュールだなぁと思ったり。
DAILYMOTION (2016年2月13日) 
ロイ・アンダーソン監督の「リビング・トリロジー」の完結編。2作目が戦争を示唆するラストだったのと今作の邦題とパッケージで「人類滅びて生き残ったおっさん2人のヘンな話なのかな…」と勝手に思い込んでたら、全く変わらずいつもの感じでした。なぜ、こうなった。こういうのは静止画で切り取ることに意味があるのはすでに学習済み。ツイてない人達の人生を俯瞰で眺めるシニカルでシュールなシリーズに病みつきになっている自分がいます。