モヒカン故郷に帰る

バカヤロー、だけど、ありがとう

結婚報告のため瀬戸内海の故郷へ7年ぶりに帰ってきたモヒカン頭の永吉が、父や恋人、母、弟・浩二とともに繰り広げる悲喜こもごもを描いたホームドラマ。売れないデスメタルバンドのボーカル・永吉は、恋人の由佳が妊娠したことをきっかけに、瀬戸内海に浮かぶ故郷の戸鼻島へ7年ぶりに帰郷。同じく故郷を出ていたはずの弟もいつの間にか帰郷しており、久々に一家が顔をそろえるが、そこで父親のガンが発覚し…。

原題:モヒカン故郷に帰る / 製作:日本(2016年) / 日本公開日:2016年4月9日 / 上映時間:125分 / 製作会社:オフィス・シロウズ / 配給:東京テアトル

★【スタッフ】
監督:沖田修一(関連作品:『横道世之介』『南極料理人』)
脚本:沖田修一
撮影:芦澤明子
音楽:池永正二

★【キャスト】
松田龍平、柄本明、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大、木場勝己

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映画『モヒカン故郷に帰る』予告編

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★【感想・批評】

映画の無料動画で夢心地(2016年5月1日) 
邦画だと1番好きな監督である沖田修一。いつも独特の間でシリアスになりそうなところでも笑いを提供してくれるのが楽しいのです。今作もテンションは相変わらず。故郷に帰って、だんだん角が取れてくモヒカンがお父さんのためにあれやこれやと頑張る姿には感動しました。最終的に大切な人との別れが待ち受けるわけですが、なぜこんなにも笑ってしまうのか。お父さんの最期なんて悲しいはずなのに。死さえも笑いに変える沖田修一マジックですね。
映画フリー (2016年5月3日) 
あらすじを読んで泣ける話だと思うかもしれない。しかし、決して悲しい物語ではなく、むしろコメディ映画として仕上げている。これはお見事。吹奏楽で矢沢だったり、音楽室にショパンやモーツァルトと並んで矢沢がいたり、ピザのくだりなんか笑ってしまった。爆笑というより、クスッとしてしまうユーモアは実に日本らしい。矢沢は歴代音楽家に並ぶ偉人だったというノリもいいが、広島県民にとってカープの重要性もまた絶妙に笑わせてくる。
BILIBILI (2016年5月10日) 
絶妙な掛け合いでクスッと笑わせてくれる実力派俳優たち。松田龍平、柄本明、前田敦子とコメディをやらせたら上手い俳優を揃えているのでこの安心感です。モヒカンの松田龍平は似合っています。それに加えて、沖田監督の、人が死ぬ話をただのお涙頂戴にせず、笑えてほっこり心温まる作品にしてしまうところが実に良い。こういう映画を観てしまうと、人の死で安易に涙を誘おうとする他の映画が鼻で笑えるようになってきますね。
PARAVI (2016年5月14日) 
役者のアンサンブルが素晴らしい。前田敦子だからこそ間の抜けた感じが良いし、松田龍平の良い意味でやる気ない感じもナイス。そして、想像以上に広島ご当地映画になっている点にもびっくり。これは広島出身の人とそうでない人で、面白さのハマり具合が10倍くらい違ってくるレベル。吹奏楽部の女の子の楽器が錆びまーす!とか、ピザ屋レースとかのしょうもなさがたまらない。ユカちゃんとお母さんのネイルとかのやり取りも好き。