ロストパラダイス・イン・トーキョー

白石和彌監督が描く、社会の片隅で生きる人たち

社会の片隅で今を必死に生きる3人の男女が小さな希望を見つけるまでを描き、ロッテルダム国際映画祭や釜山国際映画祭など国内外の映画祭で注目を集めた人間ドラマ。両親を亡くし、知的障害を持つ兄・実生と2人で暮らすことになった幹生。兄の性欲処理のため、部屋にときどき風俗嬢を呼んでいる幹生は、秋葉原でアイドル活動を続けながら風俗で働くマリンと出会う。

原題:ロストパラダイス・イン・トーキョー / 製作:日本(2009年) / 日本公開日:2010年9月18日 / 
上映時間:115分 / 製作会社: / 配給:SPOTTED PRODUCTIONS

★【スタッフ】
監督:白石和彌
脚本:高橋泉、白石和彌
撮影:辻智彦
音楽:安川午朗

★【キャスト】
小林且弥、内田慈、ウダタカキ、米山善吉、磯部泰宏、市村直樹、草野速仁、重廣礼香

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『ロストパラダイス・イン・トーキョー』予告編

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★【感想・批評】

●映画の無料動画で夢心地(2010年11月10日) 
知的障害者の性欲処理や昔、兄が起こした事件などシリアスな問題を扱いながらもそうはなっていない。紐をつけた亀をいつも持ち歩き、目を離すとどこにでも記号のような落書きをはじめる兄実生がコミカルでファンタジーのようでもあって、いい感じになっている。深く心に残る一作になりました。見ている間はなんてことはないのだけども、観終わった後にジワジワくるような感触で、なぜこうも心を蝕まれるような苦しさを感じるのだろうか。
●映画フリー (2010年11月19日) 
常に不安が付きまとう物語。お金を貯めるマリンの夢が南の島を買うという現実離れした危ういことだったり、風俗嬢と知的障害者の性欲処理を撮影しようとする映像作家が絡んできたり、シリアスで残酷なバッドエンドになってしまうのか危惧したのはおそらく共通の印象でしょう。だけれど、少しだけハッピーエンドで終われてよかった。やっぱり人間社会にはほんの少しでも救いがあっていいじゃないかと思えるし、そうあるべきなのでしょうか。
●BILIBILI (2016年12月6日) 
知的障害者の兄、テレアポで働く弟、本名も知らない風俗嬢の同居人。どうしたって叶うはずもないアイランドの夢。あまりにもみっともないぼろぼろの東急ハンズの袋から出てくる札束。隅に追いやられて生きる人たちがおかしな形で自分なりの不揃いなお手製の幸せをこねくりだして作りだす。しかし、その幸せを食い潰そうと社会が無情にも手を伸ばしてくる。最後のオチはなんか笑ってしまったけど、でも凄くいい映画だという感触が残っていた。
●VIDEOEYNY (2017年12月8日) 
白石監督といえば今ではすっかり名作を生み出す日本の優秀な映画人になった感じだが、初期作ではこんな作品を生み出していたのか。でも共通している部分としては、たとえどんな人物であろうとも、それが社会から下に観られる存在であっても必ず対等な目線で映画に登場させて描き切ることだと思う。結果、その人はその世界でとくに役割を与えられているとか、そんな映画的事情を抜きにして、実在感を持たせている。この手腕は本当に見事だ。