収容病棟

精神病院で愛を叫ぶ

「鉄西区」3部作や「三姉妹 雲南の子」「無言歌」などで国際的に高い評価を受けるワン・ビン監督が、中国・雲南省の隔離された精神病院に3カ月半密着したドキュメンタリー。その病院には、暴力的な患者、非暴力的な患者、法的に精神異常というレッテルを貼られた者、薬物中毒やアルコール中毒の者、さらには、政治的な陳情行為をした者や「一人っ子政策」に違反した者、20年以上にわたる入院生活を送る者など、さまざまな患者が暮らし、「入院」というより「収容」といった様相を呈している。社会から隔絶された鉄格子の中でも互いにいたわりあい、愛を求める患者たちの日常を寄り添うように撮影し、その実態を映し出していく。雲南省の精神病院。男性患者の収容病棟。中庭を囲む回廊。病室のいくつものドア。カメラが患者たちの日常を映し始める。誰かと一緒に眠りたがる唖者のヤーパ、ひたすら家を恋しがる青年マー、騒ぎをおこして手錠をかけられるインらに目を奪われる。収容患者たちの繰り返される日常にもドラマがある。階下の女性患者と心通わせるプー、夫が12年も収容されているマー夫婦、そして病院を出て家に帰ることになるジュー…。ジューの背中を追う長いショットの動揺するほどの美しさは何を語るのか。

原題:瘋愛 / 製作:香港・フランス・日本(2013年) / 日本公開日:2014年6月28日 / 上映時間:237分 / 製作会社: / 配給:

★【スタッフ】
監督:ワン・ビン
撮影:ワン・ビン、リュウ・シャンフイ

★【キャスト】

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映画『収容病棟』予告編

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★【感想・批評】

名無しさん(2014年7月1日) 
非常に生々しい映画です。登場する「患者」はほぼ、男、です。女性の「患者」は描かれません。登場する女性といえば、面会に来る妻や看護師くらいでしょうか。いろんな病める男が現れます。廊下で放尿する男、ベッドの下の金盥に放尿する男、全裸になって廊下で水浴びをする男、ひとつのベッドに同衾する二人の男…。しかし、男性の性器にぼかしはかかりません。性的なことを連想させない映像だからでしょう。余りの生々しさに気分が悪くなる人もいるかもしれません。しかし、一番、病んでいるのはこのような不潔極まりない病棟を作り上げた中国共産党です。人間を家畜扱いしてはいけないのです。この監督はドキュメンタリー映画作家として、著名ですが、個人的には「無言歌」のような劇映画をもっと観たいと思っています。中国からの資本を得ずに毎回、映画を撮っていると聞きました。全く見上げた根性の持ち主です。
名無しさん(2014年7月1日) 
まごうことなきワン・ビンの画。この美しい映像を観ることが既に快楽だ。カメラは幾度も回廊を廻り、徘徊を映し排泄を映す。初め抱いた視点が別の視点に凌駕され、さらにそれも凌駕されていく。形を失っていくような奇妙な感覚。家族を想起した罪悪感と痛みの上に、病や自分の輪郭が見えなくなっていくような浮遊感が降り積もる。
今日という日と状況の寓話を見つめているような思いがさらに重ねられていく。ワン・ビンと同時代に生きているのは楽しい。