これは映画ではない

繰り返す、これは映画ではない

原題:In film nist(This Is Not a Film)
製作:イラン(2011年)
日本公開日:2012年9月22日
上映時間:75分
製作会社:
配給:ムヴィオラ
製作費:
興行収入:

★【評価】
98% Rotten Tomatoes

『チャドルと生きる』『オフサイド・ガールズ』ともにイランの現体制を批判する内容であるとしてイラン国内では公開禁止となり、反体制的なプロパガンダ活動を行ったとして2009年に逮捕され、懲役6年と映画製作20年間禁止を言い渡されたイランの名匠ジャファル・パナヒ監督が、自宅軟禁中の生活を撮影した異色すぎるドキュメンタリー作品。「脚本を読むのは映画製作ではない」という持論のもと、パナヒ監督が軟禁生活の中で脚本を読みながら構想中の映画をなんとか再現した。パナヒ監督は完成した本作データを菓子箱に入れて知人に託し、密かに国外へ持ち出すことに成功。2011年カンヌ国際映画祭でプレミア上映されて、数多くの人から絶賛され、ニューヨーク映画祭などいくつもの映画祭で高く評価された。表現の自由を駆使するパナヒ監督の奇才に感銘を受けるとともに、映画とは、映画製作とは、そしてその意義とは何かを考えさせる、唯一無二のドキュメンタリーの先にあるのものは一体何なのか…。

★【スタッフ】
監督:ジャファル・パナヒ、モジタバ・ミルタマスブ
撮影:ジャファル・パナヒ、モジタバ・ミルタマスブ

★【キャスト】
ジャファル・パナヒ、モジタバ・ミルタマスブ

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『これは映画ではない』予告編

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★【感想・批評】

●映画フリー (2016年1月10日) 
このアイディアと根性が凄い。日本では当たり前にあるような言論の自由や表現の自由。そのことは実感しにくいが、私たちがネットで自由にSNSで情報を発信したり、好きな動画をサイトで見られたり、それらは全てこの権利が保障されているからに他ならない。それがもし奪われたら興味のあるサイトも見れないし、絵も関係ないし、音楽も聴けないのだ。そんな自由のない世界で映画を撮ることを禁じられた監督の禁じ手の一作がこの作品なのである。
●SPACEMOV (2016年9月14日) 
裁判所から今後20年間の映画製作を禁止されてしまったという不遇のジャファール・パナヒの生活に迫っているという記録映像というのが建て前。しかし、その撮り方は映画的で、これも映画と呼べるような代物。そもそもこれは映画ではないからねというカバーは用意されているけど、つまりじゃあ映画って何?という議論が頭に浮かぶ。結局は他人がとやかく言うべきことではないのだ。何を表現しようがそれをどうこう判断なんてできない。
●VUDU (2016年10月12日) 
検閲によって映画化を断念させられた脚本を読み上げるパナヒ。しかし途中で「こんなことで映画が出来るなら、撮る必要ないじゃないか」とイラ立ち疑問に思ったのも事実。ただ、この状況はいわゆる私たちの尺度で断定できる範囲を超えている。例えば、これはそもそもの映画論に直結しているのだ。キュートなユーモアと、自問自答と、映画的としか言いようがない奇跡がつまった傑作で、この不屈の精神だけは見習いたいと思った。