スティーブ・ジョブズ(2015)

巧みな映像と脚本で偉人の素顔を描く

監督ダニー・ボイルが、アップル社の共同設立者スティーブ・ジョブズの生き様を描いた伝記ドラマ。ジョブズ本人や家族、関係者へのインタビューを中心に執筆された伝記作家ウォルター・アイザックソンによるベストセラー「スティーブ・ジョブズ」をもとに、「ソーシャル・ネットワーク」でアカデミー脚色賞を受賞したアーロン・ソーキンが脚本を担当。1984年のMacintosh、88年のNeXT Cube、98年のiMacというジョブズの人生の中で最も波乱に満ちていた時期に行なわれた3つの新作発表会にスポットを当て、人々を魅了した伝説のプレゼンテーションの舞台裏を通し、信念を貫き通そうとする姿や、卓越したビジネスセンスを浮かび上がらせていく。さらに娘リサとの確執と和解といったエピソードも盛り込み、ジョブズの素顔を浮き彫りにする。

原題:Steve Jobs / 製作:アメリカ(2015年) / 日本公開日:2016年2月12日 / 上映時間:122分 / 製作会社:レジェンダリー・ピクチャーズ / 配給:ユニバーサル・ピクチャーズ、東宝東和 / 製作費:3000万ドル / 興行収入:3370万ドル

★【スタッフ】
監督:ダニー・ボイル(関連作品:『127時間』、『スラムドッグ$ミリオネア』)
脚本:アーロン・ソーキン
撮影:アルウィン・カックラー
音楽:ダニエル・ペンバートン

★【キャスト】
マイケル・ファスベンダー、ケイト・ウィンスレット、セス・ローゲン、ジェフ・ダニエルズ、マイケル・スタールバーグ、キャサリン・ウォーターストン

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映画『スティーブ・ジョブズ』

映画『スティーブ・ジョブズ』

©Universal Pictures


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★【評価】
85% Rotten Tomatoes
3.3 / 5.0 映画.com
3.29 / 5.00 Yahoo!映画
3.5 / 5.0 Filmarks

第73回ゴールデングローブ賞で最優秀助演女優賞、最優秀脚本賞を受賞。

★【感想・批評】
宇多丸:週刊映画時評 ムービーウォッチメン
 ↑映画を愛するラッパー宇多丸による痛快な映画評論。
町山智浩:たまむすび
 ↑アメリカ在住の映画評論家町山智浩による映画評論。

●映画FUN (2017年5月10日) 
スティーブ・ジョブズという人間に特化している映画なのでアップル製品がどうやってできたかなどは描かれていないということは肝に銘じてく必要がある。そういうアップルができるまでみたいな作品は伝記映画としてすでにあるので、気になる人はそちらを視聴するといいだろう。この映画ではこのイカレタ人間の人間性が少しずつ変化していく過程を、実に巧みなシナリオで見せていく脚本構成こそが魅力。この無駄のないデザイン。まさにアップル。
●VUDU (2017年5月18日) 
3つの新作発表会の舞台裏に焦点を当てたことで、相当に絞られたエピソードが描かれる。彼の存在はITに詳しくない人でも知っている人ほど有名だが、実はそのクセの強いキャラクター性はあまり知られていない。それでもそのクレイジーさをあえてメインにせずに、フルスピードなトークで一気に勢いで押し通すあたりは非常に練られている。とくに行動やしぐさの変化に注目してほしい。最後の発表会、彼はどう変わったのだろうか。脚本のお手本だ。