ハッピーエンド(2017)

名匠ミヒャエル・ハネケが描く難民との向き合い方

原題:Happy End
製作:フランス・ドイツ・オーストリア(2017年)
日本公開日:2018年3月3日
上映時間:107分
製作会社:
配給:ロングライド
製作費:
興行収入:

★【あらすじ】
名匠ミヒャエル・ハネケが、難民が多く暮らすフランス北部の町カレーを舞台に、不倫や裏切りなどそれぞれに秘密を抱えた3世代の家族の姿を描いた人間ドラマ。立派な建設会社を経営し、豪華な邸宅に3世代で暮らす裕福なロラン一家。家長のジョルジュは高齢のためにすでに引退しており、娘のアンヌが家業を継いでいた。アンヌの弟で医者のトマには、別れた前妻との子で13歳になる娘エヴがおり、両親の離婚のために離れて暮らしていたエヴは、ある事件をきっかけにトマと共同生活をするためカレーの屋敷に呼び寄せられる。それぞれが秘密を抱え、互いに無関心な家族の中で、85歳のジョルジュは13歳のエヴに打ち明けたのはある秘密だった…。

★【スタッフ】
監督:ミヒャエル・ハネケ(関連作品:『愛、アムール』)
脚本:ミヒャエル・ハネケ
撮影:クリスティアン・ベルガー

★【キャスト(キャラクター)】
イザベル・ユペール(アンヌ)、ジャン=ルイ・トランティニャン(ジョルジュ)、マチュー・カソビッツ(トマ)、ファンティーヌ・アルドゥアン(エヴ)、フランツ・ロゴフスキ(ピエール)、ローラ・ファーリンデン(アナイス)、トビー・ジョーンズ(ローレンス)、ハッサム・ガンシー(ラシッド)、ナビア・アッカリ(ジャミラ)

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映画『ハッピーエンド』予告編

映画『ハッピーエンド』予告編

(C)2017 LES FILMS DU LOSANGE – X FILME CREATIVE POOL Entertainment GmbH – WEGA FILM – ARTE FRANCE CINEMA – FRANCE 3 CINEMA – WESTDEUTSCHER RUNDFUNK – BAYERISCHER RUNDFUNK – ARTE – ORF Tous droits reserves


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★【評価】

IMDb Rotten Tomatoes Metacritic
6.9/10 69% 73
映画.com Yahoo! 映画 Filmarks
??/5.0 ???/5.00 ??/5.0
coco映画レビュー ぴあ映画生活   KINENOTE  
??% ??点 ??点
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B(ベターな良作)

★【インタビュー】
ミヒャエル・ハネケ監督「映画のテーマは難民問題そのものではなく、それに直面した人々のあり方です。この家族の、いま世界で起きていることに対する無関心。彼らは自分たちの小さな問題にばかり捕われていて、社会の現実が見えていない。それを表現したかったのです」

★【感想・批評】

無料ホームシアター(2018年3月2日) star_5
ハネケらしさが予期していたとおり全開。でもこのタイトルは狙っているのかと思ったけど、そういうことかと鑑賞してわかったようなわからないような。家族というコミュニティの嫌な部分、陰湿なマイナス要素をこれでもかと見せつける、相変わらず遠慮のないハネケ節にこちらもゲッソリ。ラストシーンで2人が駆け寄ってきたときの衝撃はぜひ共有してほしい。感情移入は容易に許さない鉄壁の分厚さにズカズカと一緒に入ってみませんか。
映画FUN (2018年3月3日) star_5
本作はSNSのチャットやスマホのアプリが印象的にクローズアップされ、ハネケ映画としては現代的な要素が多い。しかし、メインはやはり人間同士の歪な関係。これは変わらない。不協和音がじわじわと続き、それが解消もなく、いつのまにやら幕を閉じる。この放置プレイ感は今作も味合わされる。BGMも一切無しに淡々と進んで行く、家族のゴタゴタ。難民テーマといっても、ハネケの手にかかれば、家族問題というアプローチになるのだろう。
SPACEMOV (2018年3月4日) star_5
題名がズルい。こんな前振りされたら、裏切りを待ち焦がれてしまうのに決まっているじゃないですか。さすがに日本配給も邦題はいじってこなかったのは褒めたい。そして中身はハネケ成分、たっぷりで安心。お得意の雑音長回しに無音エンドロールも健在。いつも通り容赦ないのだけどアムール以来の優しい目線も加わったのか、鑑賞しやすさもあった気がする。自分の映画の見方が変わっただけだろうか。そのエンドをハッピーととるかはあなたしだい。

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