続 猿の惑星(1970)

「猿の惑星」シリーズ第2作

SF映画の金字塔『猿の惑星』の続編。猿の惑星でみつけたノバと、猿の町から逃げ出したアメリカの宇宙飛行士テイラーは、禁断地帯で自由の女神像を発見し、その惑星が実は原爆戦で滅亡した地球であったことを知って愕然とした。その後、なおも禁断地帯を進んで行った2人は、やがて不可思議な天変地異の現象に会い、テイラーの姿は突然消えてしまった。1人になったノバは、たった1人の理解者である猿の町のジーラ博士とその夫コーネリアスのもとに向かうが…。

原題:Beneath the Planet of the Apes / 製作:アメリカ(1970年) / 日本公開日:1970年8月29日 / 上映時間:95分 / 製作会社:APJAC Productions / 配給:20世紀フォックス / 前作:『猿の惑星』 / 次作:『新・猿の惑星

★【スタッフ】
監督:テッド・ポスト
脚本:ポール・デーン
撮影:ミルトン・クラスナー
音楽:レナード・ローゼンマン

★【キャスト】
チャールトン・ヘストン、キム・ハンター、ジェームズ・フランシスカス、モーリス・エバンス、リンダ・ハリソン、ポール・リチャーズ

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★【雑学(トリビア)】
・本作の脚本を手がけたポール・デーンは、日本への原子爆弾投下で受けたトラウマと核戦争への恐怖を基にストーリーを練り上げた。

★【感想・批評】

●映画フリー (2016年2月20日) 
この作品に本当に必要な要素だけ残して、他を削ぎ落としていった結果、頑張ってひねり出した続編だったのか。それとも必要性に迫られて必死に新要素を追加しようとしてなんとかハメ込んでみたのか。この作品が作られた冷戦真っ只中の風刺を強く効かせているという側面は頭に入れておくと良いだろう。実はベトナム戦争の反戦キャンペーンを含んだ映画というのは多いが、まさかしっかり猿の惑星もその流れを組んでいるとは大変なものである。
●VUDU (2016年2月21日) 
ゴリラを登場させて肌の色に触れたり、マイナーなチンパンジーが自由を求めてデモを起こしたりするなど、社会風刺が全開の一作になっています。衝撃のラストの前作を経て、テイラーを探しに新たな宇宙飛行士ブレントが惑星に辿り着くところから始まり、怒涛の新展開がスタート。ひとつだけ言えるとしたら、続編を作るのは大変だなという同情。本来、あの一作目は続編ありきのネタではなく、オチでドンと終わるのがいいのに…。
●FANDANGONOW (2016年2月22日) 
シンプルな前作と比較すると設定がやや複雑になってSFとしての難易度が上がった気がする。核の恐怖、宗教、反戦など1970年代の時代の傷跡みたいな表現が随所に見られるのは興味深いし、これは歴史を重ねて見るのが正しいスタイルかもしれない。ミュータントが出てきて、我々はテレパシーで会話するとか言っときながら急に喋りだすという設定忘却を披露したり、前作に負けじとばかりに無謀なラストにしたりと、結構無茶してる続編でした。