原題:Vanishing Time: A Boy Who Returned
製作:韓国(2016年)
日本公開日:2017年8月19日
上映時間:130分
製作会社:
配給:ハーク
製作費:
興行収入:
【評価・受賞】
IMDb ??/10
Rotten Tomatoes ??%
【あらすじ】
大人の姿となって現れた行方不明になった少年と、彼を信じる少女をファンタジックに描いたラブストーリー。最愛の母を亡くしたスリンは、義父に連れられ離島へと引っ越してきた。新しい環境に馴染めずに孤独な毎日を送っていたスリンは、彼女同様に親のいない少年ソンミンと知り合う。2人にはいつしか淡い恋心が芽生えていった。ある満月の日、同級生たちと出かけた立入禁止区域の洞窟で、スリンだけを残し、3人の少年が一瞬にして姿を消すという謎の事件が発生する。捜査が難航する中、「僕はソンミンだ」と主張する見知らぬ男がスリンの前に姿を現す。周囲の人たちはその男を正体不明の謎の人物と疑う中、スリンだけはその男を、姿こそ大人だが心は少年のままのソンミンだと信じていた。
【スタッフ】
監督:オム・テファ
【キャスト】
カン・ドンウォン、シン・ウンス、キム・ヒウォン、クォン・ヘヒョ、ムン・ソリ、オム・テグ、イ・ヒョジェ
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【感想・批評】

SFファンタジーであり、傑作でした。序盤は、心を閉ざした少女が、少年と出会って、心を通わせていく様子を描きます。突然少年の姿が消えて、大人たちが騒ぎ始める。中盤になって、少年視点の物語になります。ここからもうこの映画の魅力がフルスロットル状態。詳しくはもう観てくださいとしか…。スリンにとっては小学6年から中学生になるまでの時間だけど、ソンミンにとっては小学6年から中年になるまで。時間が引き裂いた純愛です。大人の姿になっても心は子供のまま。結構難しい役柄だと思うけれど、相手を思いやる優しさを感じた男の子と姿かたちが変わっても、ちゃんと彼だと信じて傍にいようとした女の子の孤独感が突き刺さってくる。切ないけれど、温かみのある作品だったなと思います。
●名無しさん(2017年9月4日)

予想以上にストーリー性のあるファンタジー映画でした。ファンタジーと言えば美しいとか、ほのぼのとかを思い浮かべがちですが、童話のような世界観だけでは収めてくれません。小さな島に引っ越してきた少女の視点で語られるファンタジー悲話で、韓国のトップスター兼モデルのカン・ドンウォンが主演していますが、ヒロインの小学生を演じたシン・ウンスちゃんの可愛らしさも物語を牽引しています。突っ込みどころが無い訳ではありませんが、長尺であることも含め殆ど気になりません。究極の女子目線のメルヘンと言えなくもないですけどね。期待していかなかったが、はるかに越えて面白かった。久々に泣きすぎました。