メル・ギブソン主演のベトナム戦争映画
原題:We Were Soldiers
製作:アメリカ(2002年)
日本公開日:2002年6月22日
上映時間:138分
製作会社:
配給:ギャガ・ヒューマックス共同
製作費:
興行収入:
【評価・受賞】
63% Rotten Tomatoes
【あらすじ】
ベトナム戦争初期の激戦「イア・ドラン渓谷の戦い」を、実際に従軍した米軍大佐とUPIの戦地特派員が書いた同名ノンフィクションを原作に映画化。1965年11月14日、米陸軍第1騎兵師団隷下の第7騎兵連隊第1大隊と大隊長のハル・ムーア中佐は南ベトナムの中央高地、イア・ドランの渓谷に降り立ち、北ベトナムのベトナム人民軍と交戦に入った。しかし、圧倒的多数を誇るベトナム軍の攻撃に、ムーア達はヘリの着陸地点X-Rayから動けずにいた。
【スタッフ】
監督:ランダル・ウォレス
脚本:ランダル・ウォレス
撮影:ディーン・セムラー
音楽:ニック・グレニー=スミス
【キャスト】
メル・ギブソン、マデリーン・ストウ、サム・エリオット、グレッグ・キニア、クリス・クライン、ジョシュ・ダーハーティ、バリー・ペッパー、ケリー・ラッセル、エドウィン・モロー
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【感想・批評】

ベトナム戦争で海兵隊が第一線を担う激戦を描いた物語。敵として向き合う相手もちゃんと丁寧に描きながら、単なるプロパガンダにならずに戦争の恐ろしさを見せている。メル・ギブスンが演じるハル・ムーア大佐を主人公におきながら、同時に戦場カメラマンのギャロウェイの視点を入れ込んで、それにより戦争への疑問を投げかける構成も上手い。アメリカにとって負の記憶であり、トラウマにもなっているベトナム。それを真正面から捉えた名作だった。
●SPACEMOV (2016年1月7日)

とにかく全てが生々しい。照明弾に浮かぶ至近距離の敵兵、ヘリの床の血を洗い流すドロッとした水、銃撃と共に上がるくすんだ
血煙等、悪夢的リアリティーで描かれる戦場は全部が恐ろしい。すぐ隣を歩いてるのは実は敵兵だったり、通信兵が敵の通信兵を刺殺しなければならないという泥仕合な前線、帰りを待つ妻達にも訪れる訃報という銃弾に等しい心をえぐる衝撃。自分の知らない戦争の側面が嫌というほど見える。歴史を知る上でも見ておきたい一作。
●STREAMIN (2016年1月8日)

ベトナム戦争序盤の戦闘「イア・ドラン渓谷の戦い」を描いた内容で、米陸軍第1騎兵師団隷下の第7騎兵連隊第1大隊の大隊長ハル・ムーア中佐が清々しいほどの無敵さを発揮する大作。ヘリで前線にいきなり兵士を放り出したり、当てずっぽう感満々の作戦だったり、激戦真っ只中だというのに将軍に戦況報告をするために帰還を命じたり…という、アメリカ軍も北ベトナムでは日本にまけず劣らずの希望的観測で作戦指令を出してたんだなと思い知らされる。