うつろいの標本箱

シンガーソングライター・黒木渚の世界へ

原題:うつろいの標本箱
製作:日本(2015年)
日本公開日:2016年10月29日
上映時間:95分
製作会社:
配給:
製作費:
興行収入:

★【あらすじ】
大学の卒業制作で手がけた「くじらのまち」がPFFアワードなどで高い評価を受け、15年にはPFFスカラシップで製作した「過ぐる日のやまねこ」が公開された新鋭・鶴岡慧子監督が、シンガーソングライター・黒木渚のアルバム「標本箱」をモチーフにメガホンを取ったヒューマンドラマ。黒木の歌詞で描かれる女性の強さや揺れる思いを登場人物の6人の女性に託し、些細な日常の中で生まれる女性たちと9人の男性のすれ違いや出会いを、ある1日の物語として描いていく。

★【スタッフ】
監督:鶴岡慧子
脚本:鶴岡慧子

★【キャスト】
櫻木百、小川ゲン、赤染萌、小出浩祐、橋本致里

【無料動画】

『うつろいの標本箱』予告篇

『うつろいの標本箱』予告篇


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★【感想・批評】

名無しさん(2016年11月10日) 
この映画は、新進気鋭の若手監督が、これまた新進気鋭のミュージシャンの楽曲からインスピレーションを得て、これまた瑞々しい可能性に溢れた役者さんたちと作り上げた作品。ネタバレを避けつつ感想を述べるならば、読書の秋に観るにふさわしい「短編小説を電車の中で読んでいるような気持ちになる映画」でした。この映画で語られるのは、ごく普通の人たちの日常のワンシーン、のようでいて、そうでもない、ちょっと特別な出来事の重ね織り。若い男女数人の群像劇、なんですが、みんながみんな、それぞれの暮らしの中で自分に正直に生きていて、なんとなくうまくいかないこともあるけれど、ちょっとだけ、前に進めたね、というようなお話。小説を読むように、想像の余白が残されているのが、この映画の一番面白いところでした。
シアターさん(2016年11月16日) 
作り手の、作品に対する愛情がすごく感じられた映画でした。表現することへの真摯な想いにあふれていて、それが、作品全体の嫌味のない感じに、きれいごとではいかない日常を描きながらも、どこまでも優しい人たちが紡ぎ出す穏やかな物語に昇華されていたように思います。温かい気持ちになれる映画でした。このような独自の試みで生まれた作品はたまに観客も製作側も予期していないようなミラクルを起こすのですが、それこそが醍醐味なのであり、ぜひ本作にも期待してほしいところでしょう。

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