ビースト・オブ・ノー・ネーション

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こうして少年は兵士になった

原題:Beasts of No Nation
製作:アメリカ(2015年)
日本公開日:2015年(Netflix配信)
上映時間:136分
製作会社:Red Crown Productions
配給:
製作費:600万ドル
興行収入:

【評価・受賞】
Rotten Tomatoes 91%

第72回ヴェネチア国際映画祭でマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞。

【あらすじ】
「闇の列車、光の旅」「ジェーン・エア」などを手がけてきたキャリー・ジョージ・フクナガ監督が、西アフリカの某国を舞台に、内戦によって家族を引き裂かれた少年が、やがて少年兵へと変貌していく過程を描いたドラマ。内戦が勃発したものの、まだ平穏に毎日を過ごすことができていたある日、少年アグーの暮らす村に、反乱軍を弾圧すべく政府軍がやってきたことから、ささやかな日常は崩壊する。アグーは命からがら逃げ出すが、武装集団の指揮官に見つかり、強制的に一味に加えられてしまう。弾薬を運ぶ係として否応なしに戦闘に参加させられたアグーは、いつしか機関銃を掲げる兵士へと変わり、その手を血に染めていく。

【スタッフ】
監督:キャリー・ジョージ・フクナガ
脚本:キャリー・ジョージ・フクナガ
撮影:キャリー・ジョージ・フクナガ
音楽:ダン・ローマー

【キャスト】
イドリス・エルバ、エイブラハム・アッター、アマ・K・アベブルゼ、コビナ・アミッサ=サム、エマニュエル・ニイ・アドム・ケイエ、グレイス・ノーティー、ディヴィッド・ドントー、オペイェミ・ファグボフングベ

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【感想・批評】

映画フリー (2016年9月16日) star_5
とてつもなくガツンとやられた。好き嫌い等という次元で語られるべきでない強烈さ。美しい映像と残酷ながら時に詩的ですらある語り口が暴力に翻弄されて自らも暴力に身を投じていく少年を描きだしていく。人を殺す機械のような殺戮少年兵へと変貌していく過程は言葉を失う。これを観ると、戦争のために兵士が政治的に作られるのではなく、戦争が兵士を生み出している根源なのだということがわかる。それはまるで歪んだ自然のサイクルのようだった。
STREAMIN (2016年9月27日) star_5
軽い気持ちで見るのをオススメできる映画ではない。それなりの覚悟が必要だと思う。でも間違いなく傑作だった。この映画を話がよくわからないとか言う奴は、一生エンタメ映画でも見てたらいいです。末恐ろしい話なんだけど、残酷ながらも美しい。アフリカのオレンジ色の大地に、湿った森林、民族衣装をあしらったカラフルなゲリラ服を纏った銃を手にした少年兵たち。徹底的にリアルなのに、寓話的で神秘的で美しくも見えてしまうのはなぜなのか。
OPENLOAD (2016年10月3日) star_5
戦争により少年が変貌を遂げてしまうというテーマは他の映画でもあるけれど、本作では最後に主人公アグーが「自分はビーストで悪魔だけども家族が居たんだ。愛されてたんだ」と述べ、子供らしく海へ駆け出して行くというシーンで終わる。それはまるで今までの行いで汚れた自分を浄化するような様相さえ思わせる。地獄巡りを終えた後、本当に心締め付けられるのは、彼が唯一の被害者というわけではないということだ。無数にこの世にいる現実が辛い。