無重力の恐怖を味わう驚異の映像体験!
原題:Gravity
製作:アメリカ(2013年)
日本公開日:2013年12月13日
上映時間:91分
製作会社:Esperanto Filmoj
配給:ワーナー・ブラザース
製作費:1億ドル
興行収入:7億2300万ドル
【評価・受賞】
Rotten Tomatoes 97%
第86回アカデミー賞で監督賞・撮影賞・編集賞・作曲賞・視覚効果賞・音響編集賞・録音賞を受賞。
第71回ゴールデングローブ賞で最優秀監督賞を受賞。
【あらすじ】
アルフォンソ・キュアロン監督が、宇宙空間に投げ出されてしまった宇宙飛行士たちの極限的状況を最新VFXと3D技術を駆使して描いたSFドラマ。スペースシャトルのメディカル・エンジニア、ストーン博士とベテラン宇宙飛行士のマットは、いつものように船外作業をしていたところで予想外の事故に遭い、宇宙空間に放り出されてしまう。空気も残りわずかで地球との交信手段も断たれ、たった1本のロープでつながっているだけの2人は、絶望的な状況の中から生還を目指すが…。
【スタッフ】
監督:アルフォンソ・キュアロン
脚本:アルフォンソ・キュアロン、ホナス・キュアロン
撮影:エマニュエル・ルベツキ
音楽:スティーブン・プライス
【キャスト】
サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー、エド・ハリス、オルト・イグナチウッセン、ファルダット・シャーマ
【動画】
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【感想・批評】
・宇多丸:週刊映画時評 ムービーウォッチメン
・宇宙技術開発株式会社:映画ゼロ・グラビティについて(宇宙の専門家による映画解説)

無音の中、破片群が彼方から飛び交い、衝突する場面が忘れられない。死に何度も直面しながらも、生きる為に全力を尽くす主人公も凄いが、個人的にはマットの常に最善手を選ぶ冷静さに拍手を送りたい。こういう映画でキャラがアホだと興ざめするが、それが全くなく、みんなスペシャリストとして全力で職務にあたっているのが素晴らしい。しかも、エンタメと科学考証をちゃんと上手いバランスで両立しているのもお見事で、超高品質SFだった。
●映画FUN (2016年3月20日)

宇宙飛行士って滅多になれない職業だと思っていたけど、その意味が少しわかった気がする。一瞬で状況を把握し、考えうる最善の判断をする。常に死と隣り合わせの環境下におかれるって想像つかない。しかも、宇宙という極限状態はこんなにも恐ろしいのかと実感してしまう映像の迫力。無重力って、楽しそうだなんて思っていた自分が情けない。もうめちゃくちゃ怖いじゃないか。絶対に宇宙空間になんて行きたくないと心に誓うのでした。
●STREAMIN (2016年3月24日)

登場人物はほぼ二人で、全ては想定内の展開も…終盤に心憎い演出があり、一応は博士のハートの成長物語でもありますが、アルフォンソ・キュアロン監督渾身の約20分の長回しから始まるネクスト・レベルに入った3D映像があまりの圧巻ゆえに、哲学的な深みを求めるのもまた良し。超豪華なシチュエーション・スリラーを見せてくれました。生きることとはなんなのか。何故、母から生まれてくるのか。何故、人は立ち上がるのか。答えはここに。