嘆きのピエタ

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衝撃のラストに世界の批評家が震撼した

原題:Pieta
製作:韓国(2012年)
日本公開日:2013年6月15日
上映時間:104分
製作会社:
配給:クレストインターナショナル
製作費:
興行収入:

★【受賞】
第69回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞。

★【あらすじ】
韓国の鬼才キム・ギドクが手がけ、国際的に高い評価を受けたサスペンスドラマ。債務者に重傷を負わせ、その保険金で借金を返済させる非情な取立て屋のイ・ガンドは、親の顔も知らずに30年間、天涯孤独に生きてきた。そんなある日、ガンドを捨てた母だと名乗る謎の女、チャン・ミソンが突然現れる。当初は邪険に扱い、残酷な仕打ちもしたガンドだったが、ひたすら謝罪を繰り返し、無償の愛情を注ぐミソンを次第に母親として受け入れていく。やがてガンドが取立て屋から足を洗おうとした矢先、ミソンは姿を消してしまう。

★【スタッフ】
監督:キム・ギドク
脚本:キム・ギドク
撮影:チョ・ヨンジク
音楽:パク・イニョン

★【キャスト】
チョ・ミンス、イ・ジョンジン、ウ・ギホン、カン・ウンジン、クォン・セイン

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映画『嘆きのピエタ』予告編

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★【感想・批評】
・宇多丸:ザ・シネマハスラー
 ↑映画を愛するラッパー宇多丸の痛快な映画評論。

無料ホームシアター(2016年1月14日) 
期待以上の胸クソ悪さ。これは大げさではありません。正真正銘の最悪のラストがあなたの目の前で淡々と起こります。このオチを考えた奴は悪魔なのか。とてもじゃないけど、同じ人間には思えない。それくらいのショッキング度です。この作品が初キム・ギドクでもいいですが、それなりの耐震設計にしておかないと、一瞬で崩壊してしまいます。最初はたいしたことのない揺れです。それでも最後は映画という暴力がドカーンと地面を揺らします。
映画フリー (2016年1月17日) 
序盤の展開からオチは予想できたが、ラストそれをさらに上回る衝撃の連続。茫然とするしかない、その静かな幕引きに、思考が停止するし、感情も機能しない。韓国映画ならではの人間臭さ、鑑賞後引きずる感じがたまらない。これだからギドクはやめられないのだよな。もはや麻薬です。生理的なバイオレンスで不快だし好き嫌いが分かれそうな映画ですが。表面的なことだけを描く話ではなく、行間を読む相変わらずのキム・ギドク映画で最高です。
SPACEMOV (2016年1月19日) 
天涯孤独で極悪非道な借金取立家の男の前に、母親と名乗る女が現れる。 怪しいのは承知でも、二人の距離が近づくとともに、男の冷酷な心が少しずつ溶け出していく。ちょっと残虐で思わず目をそむけてしまうシーンもあるが、さすがヴェネチア金獅子賞作品だけあり、メッセージ性も高いし、ストーリー展開も観る側を飽きさせず、見応え十二分に有。これは見て損はない。愛と狂気は紙一重、そんな生易しい言葉では表現しきれないものがあります。
STREAMIN (2016年5月20日) 
ギドク監督の複雑な感性。監督自身は本当は童話のつもりで描いてる感じなんじゃないかなあ。この作品が1番好き。でもこの映画、具体的に出血大サービスの残虐シーンは全くでてこない。想像させる怖さ。痛さ。怖すぎて芸術的で抽象的。ある意味美しく見えたりもする。だから、そんな単純に「嫌だ」と拒絶はできないのです。ゆえに嫌で。人間のそういう歪な心理を見事に突いてくる嘆きの物語は、だから私たちをこうもざわつかせるのです。

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